銀行口座と証券口座の違いを徹底解説|投資に必要な口座とおすすめネット証券3選を紹介

投資を始めるにあたって大事なのは、適切な口座選びです。

銀行口座と証券口座の違いを正しく理解するのが、資産運用を成功させる第一歩です。

この記事では、銀行口座と証券口座のそれぞれの特徴を解説し、投資を始めるのに必要な口座を解説します。

またおすすめのネット証券も3選紹介しますので、最後まで記事を読んで投資活動をスタートさせましょう。

目次

証券口座と銀行口座の違い

証券会社の「証券口座」と銀行の「銀行口座」はそれぞれ違う性質をもった口座です。

銀行口座は主に生活に必要なお金を管理する口座、証券口座は金融商品の取引に特化している口座です。

2つの口座について詳しく解説します。

証券口座とは

「証券口座」とは、証券会社や銀行で開設できる、株式や投資信託など金融商品を買うために必要な口座です。

「証券総合口座」や「総合取引口座」とも言います。

証券口座を開設する場合、納税の方法に応じて「特定口座」または「一般口座」のどちらかを選択します。

特定口座は、1年間の損益を証券会社が計算し年間取引報告書を作成します。

一般口座は、1年間の損益を自分で計算し、確定申告をしなければなりません。

各社の証券口座は手数料や入金方法に違いがあるため、自分にあった証券口座を開設するのが大事です。

本記事の最後でおすすめの証券口座を解説していますのでぜひご覧ください。

銀行口座とは

「銀行口座」とは、金融機関が提供する主に現金の保有に使う口座です。

ひとくちに銀行口座と言っても、下記の4種類があります。

口座の種類できること
普通預金自由に払い戻しや、預け入れができる。公共料金や、家賃などの自動支払い等に使用します
定期預金1年、3年後など、預け入れ期間を決めて満期日まで原則、引出しができませんが、金利が高いメリットがあります。
総合口座普通預金と定期預金、公共債などの長所を組み合わせたものが「総合口座」です。
積立定期預金積立定期預金は、毎月、決まった日に預金の積み立てをして、目標額を目指す定期預金です。

それぞれお金を預けておくという意味は同じですが、少しずつ性質や目的が異なるため、

自分の目的にあった口座を持つようにしましょう。

投資に必要な口座とは?

投資を始めるのに必要な口座は「証券口座」です。

証券口座には「特定口座」と「一般口座」があり、特定口座の中でも源泉徴収ありとなしの口座にわかれます。

投資初心者や、これから投資を始める方は特定口座の源泉徴収ありの口座がおすすめです。

口座を作った会社で年間取引報告書を作成すると同時に、源泉徴収もされるため、年間の利益が20万円を超えた場合でも確定申告が不要になるからです。

扶養に入っている人でも、源泉徴収ありの特定口座を選んでおけば、投資でどれだけ利益が出ても扶養から外れません。

しかし、年間の利益が20万円に満たない場合でも源泉徴収されてしまうため注意が必要です。

特定口座の源泉徴収の有無と一般口座の違いは下記になりますので参考にして下さい。

特定口座源泉徴収あり特定口座源泉徴収なし一般口座
年間取引報告書金融機関が作成金融機関が作成自分で作成
確定申告不要利益が20万を超えた場合に必要利益が20万を超えた場合に必要
自分ですること特になし確定申告確定申告と年間取引報告書の作成

証券口座と銀行口座を連携させるメリット

銀行口座と証券口座を連携させると、投資をおこなう上で様々なメリットがあります。

ここでは口座を連携させるメリットを詳しく解説しますので、今後の投資がより効率的になる方法を学びましょう。

即時入金可能

口座連携メリットの一つ目として、証券口座への入金が非常にスピーディになります。

入金操作はアプリやWeb上で出来ますので非常に簡単です。

通常は証券会社の口座で取引をする場合、あらかじめ証券口座へお金を移す必要がありますが、口座を連携させると入金の手間が少なくなります。

また株の売却益や配当などを受け取る際も、自動的に証券口座から銀行口座へ移動しますので自分で移動させる手間はありません。

手数料が優遇される

2つ目のメリットは、手数料が優遇される点です。

銀行口座と証券口座を同じ系列の会社で作って連携した場合、手数料が優遇されるケースが良くあります。

連携している銀行口座の振り込み手数料や、ATM手数料が無料になる場合があります。

キャンペーンでポイントや現金がプレゼントされる

各社は口座の数を増やすために様々なキャンペーンを行っている場合があります。

銀行口座と証券口座を同時に開設し、連携させるとポイントがもらえたり、現金をプレゼントしてくれたりと、キャンペーンの内容は様々です。

特にネット証券でよく見られますので口座開設を検討する上での比較材料になります。

銀行口座の金利が優遇される

4つ目のメリットは銀行口座の預金金利に優遇措置が適用される点です。

多くの銀行の普通口座の預金金利は「0.001%」と非常に低いです。

ネット証券で口座を開設すると、金利が10倍〜最大100倍になります。

金利優遇措置を受けるためには様々な条件がありますので、口座開設の際にはきちんと確認して優遇措置を受けられるようにして下さい。

証券口座と銀行口座を連携させるデメリット

証券口座と銀行口座を連携させるメリットを紹介しましたが、口座を連携することのデメリットも少なからず存在します。

デメリットをきちんと確認して口座を連携させて下さい。

予定より多くの金額を投資してしまう場合がある

デメリットの1つ目は、予定より多くの金額を投資してしまう場合がある点です。

スイープ機能と呼ばれる銀行口座と証券口座のお金のを自動で入出金する機能が、証券口座と銀行口座両方の金額を利用可能金額として捉えてしまう可能性があります。

常に、銀行口座のお金には気をつけて取引をして下さい。

預金が気づかないうちに減ってしまう可能性がある

証券口座と銀行口座を連携すると、投資積立をしている際に、預金が気づかないうちに減ってしまう可能性があります。

投資積立は原則、証券口座のお金を積立に回しますが、スイープ機能を使っている場合には、証券口座の残高が不足した場合に銀行口座からも引き落とす場合があります。

そのため、取引を停止しないと銀行口座のお金がどんどん減ってしまうのです。

投資のスケジュールと金額をしっかり確認して、管理を怠らないようにしましょう。

ネットワークやシステム障害で不具合が発生する可能性がある

ネット証券を使うと、ネットワークやシステム障害で不具合が発生する可能性があります。

アプリはWeb上で取引をするため、インターネットへの接続が必須です。

何かネット上で問題が生じた場合には、取引が出来ない場合があります。

証券口座の口座開設方法3つ

証券口座を開設する方法は下記の3点となります。

  1. インターネットを使って申し込む
  2. 郵送で申し込み書類を送付し申し込む
  3. 実店舗へ行き対面で申し込む

それぞれのやり方を開設しますので、自分にあった方法で口座を開設して下さい。

ネットで口座開設する方法

ネット証券であれば最も一般的なのが、ネットから申し込みをする方法です。

ネットから申し込むと、他の方法に比べて圧倒的に時間がかかりません。

申し込みサイトで必要事項を入力し、本人確認の書類をその場でアップロードすれば、最短で翌営業日から取引可能となります。

郵送で口座開設する方法

続いては郵送で申し込みをする方法です。郵送での申し込みの場合は書類のやり取りに時間が掛かるので、大体10日前後の時間が必要です。

郵送で申し込む場合、まずは申し込み用紙をインターネット上から取り寄せます。

返送された用紙に必要事項を記入し、本人確認書類と必要書類を同封し送り返して下さい。

審査を経て、再度返送される書類にサイトへのログイン方法等が印字された書類が届きます。書類の内容に従い初期設定をして取引開始となります。

対面で口座開設する方法

最後は対面で口座開設をする方法です。

実店舗を持たない、ネット証券では対面での申し込みはできませんが、店舗のある銀行であれば対応してもらえます。

対面のメリットは以下の2つです。

  • 時間がかからない
  • 不明点がその場で解決できる

ネット上での申し込みでもヘルプやチャットなどで不明点の確認は出来ますが、チャットだと、うまく伝わらずに違う回答をされる可能性があります。

対面であれば納得できるまで話が出来ますので、不明点をその場で解決したい方は実店舗での申し込みをおすすめします。

おすすめネット証券と銀行口座3選

実際に投資活動を始めるために必要な、証券口座と銀行口座を同時に開設できるネット証券を3つ紹介します。

各社一長一短ありますが、目的に沿った証券会社を見つけて、投資活動をスタートさせて下さい。

各社で取引できる金融商品は以下の通りです。

国内株式米国株式中国アセアン株式投資信託債券先物オプションFX海外先物取引外国為替
楽天証券
SBI証券
SMBC日興証券

楽天銀行と楽天証券

楽天銀行は今や国内でもトップクラスの取引量を誇る銀行のひとつです。

24時間365日いつでも取引が可能なインターネットバンキングを提供しています。

楽天銀行と同時に口座開設できるのが楽天証券です。

マネーブリッジと呼ばれる口座連携機能を使えば、各種手数料や口座へのお金の入出金は全て自動で行えるため大変便利です。

売買手数料は、国内株式の現物取引と信用取引の売買手数料が完全無料です。

住信SBIネット銀行とSBI証券

SBI住信ネット銀行は、名前に「ネット」とついているようにネット事業専門の銀行になります。

全ての操作をアプリやWeb上で完結できるため非常に便利です。

手数料もアプリ認証等を済ませれば、最大20回まで無料になりますので大変お得です。

住信SBIネット銀行と口座連携できるのが、SBI証券になります。

ネット証券の国内大手のひとつで、国内株式の売買手数料は無料で売買が可能です。

取引報告書などを電子交付するだけで、現物取引や信用取引に加え、単元未満株の売買手数料まで0円になるので、売買コストに関しては圧倒的にお得な証券会社と言えます。

三井住友銀行とSMBC日興証券

三井住友銀行は3大メガバンクと呼ばれる銀行のうちのひとつです。

実店舗を持ちながらネット上でも取引ができるため、非常に使い勝手が良い銀行口座となります。

三井住友銀行と口座連携できるのがSMBC日興証券です。

SMBC日興証券はすでに100年以上の歴史をもつ老舗の証券会社です。

バンク&トレードと呼ばれる機能で、銀行口座と証券口座のお金をスムースに動かせます。

実店舗もある証券会社なので、これから投資活動を始めたい方におすすめの証券会社です。

まとめ

銀行口座と証券口座の違いの理解は、投資活動を始める第一歩です。

銀行口座は、預金や引き出し、振込といった日常の金融取引を行うための口座であり、主に資金の保管と管理が目的です。

一方、証券口座は、株式や投資信託、債券などの金融商品を取引するための口座で、資産を増やすための投資活動が主な目的となります。

投資を始めるには、まず証券口座が必要です。

この記事で紹介したネット証券は非常に便利なプラットフォームや、投資教育を会員向けに実施していますので、まずは自分の目的にあった口座を開設し投資活動を始めて下さい。

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この記事を書いた人

副業Webライターのテツといいます
記事を読んでくださってありがとうございます
40代でお金の大切さにようやく気付けました
今までずっと漠然と働いていた
日々に別れを告げたい!
同じ悩みを持つ同年代のお父さんたちに刺されって思いでブログ更新していきます!

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